新規睡眠導入剤 デエビゴ

2020-05-27

現在、世界中で、新型コロナウイルス(COVID19)の感染症が世界中で
蔓延しています。
わが国も政府が行ってきた独自の感染対策にて何とか第1波を封じ込めようとしています。
当院でも様々な感染対策を講じておりますが、
皆様も手洗い、うがいなど常に心がけるようにいたしましょう。

ところで、当院では、循環器疾患、生活習慣病である高血圧、
糖尿病や脂質異常症に加え、睡眠時無呼吸症候群に関連する不眠症
などにも注力し、診療を行ってきております。

睡眠障害は睡眠時無呼吸症候群に代表される内科的疾患の
除外が大切です。
当院ではしっかりと問診を行い、必要であれば内科的疾患の除外を行ったうえで
睡眠障害の治療を行います。

睡眠障害は、床に入ってもなかなか寝付けない入眠障害、
夜中に何度も覚醒する中途覚醒、朝早く目が覚めてしまう
早朝覚醒などに分類されます。

わが国に限らず、古くからハルシオンやデパスなどに代表される
ベンゾジアゾピン系薬に代表される不眠症治療薬が用いられてきました。
しかし、以前当ブログでもお伝えいたしましたように2014年に
新規睡眠導入剤ベルソムラ(スポレキサント)が発売になりました。
当薬剤はオレキシンの受容体への結合をブロックすることで、
過剰な覚醒状態を抑制し、脳を覚醒状態から睡眠状態へと
移行させるという生理的なプロセスをもたらす世界初のオレキシン受容体拮抗薬でした。
しかし、どうしても従来のハルシオンなどに代表されるベンゾジアゾピン系薬
に比してどうしても効果が弱いことが言われてきました。

しかし、今回発売されるデエビゴ錠(レンボレキサント)は
海外の国際共同第3相プラセボ/ゾルピデムER対照比較試験でも
プラセボ、ゾルピデムER(日本では未発売のマイスリーER錠)ともに
有意差をもって入眠、中途覚醒ともに改善したとの結果が報告されています。
すなわち、従来の認知症になりにくいといわれるオレキシン受容体拮抗薬の中でも
かなり期待が持てるといえます。

睡眠障害は高血圧や糖尿病につながる大事な疾患といえます。
しかし、睡眠導入剤で認知症リスクが上がるのでは意味がないといえると思いますが、
デエビゴ錠は認知症が急増しているの我が国の睡眠治療剤として期待できる
薬剤ではないかと考えています。

当院でもすでに同薬剤の勉強会を開催し、今後の不眠治療に導入する予定です。

もし、デエビゴ錠についての質問等ありましたらお気軽にお問い合わせください。

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