院長ブログ

喘息、抗加齢医学(アンチエイジング)

2015-01-25

今の季節は感染症が非常に多い季節です。
予防が本当に大事な時期です。
皆様、感染症対策されていますか?

この週末は講演会と講習会に行ってきました。
土曜日は熊本での講演会で、喘息の吸入薬の話でした。
現在の日本では、喘息は死に至る疾患ではないと思われがちですが、
残念ながらに1700名強の喘息死の患者さんがいるというのが事実です。
日本呼吸器学会の取り組みもあり、喘息死は順調に減ってきていますが
いまだにゼロではないことを常に念頭においておく必要があります。
現在では素晴らしい吸入薬(配合剤など)が使用可能になっています。
これからも喘息死ゼロの取り組みは続いていきます。

当院では、鹿児島の地域医療として、循環器疾患と非常に密接でもある
喘息、COPDなどの呼吸器疾患にも力を入れていく所存です。
疾患等が気になる方はいつでもお気軽にご相談ください。

また、翌日の日曜日は、福岡での抗加齢医療(アンチエイジング)の講習会でした。
抗加齢医学(アンチエイジング)はアメリカでは非常に進んでいる医学ですが、
日本ではまだまだ認知度が進んでいない予防医学だと思います。
この学会は13年前に発足した新しい学会です。
しかし急速に学会員も増え、成長している極めてまれな学会です。

我が国の医療費はすでに37兆円に達し、病気になってから治療するという
これまでの対策だけでは国民の健康はもとより、経済をも維持できなくなっています。
そこで、さらなる予 防医学への注目が益々高まってきているのです。
加齢に焦点をあてた抗加齢医学は、超高齢社会を迎える日本にとって
最も期待されるアプローチと言っても過言で はないでしょう。

そこで私も2011年に専門医を取得いたしました。

本学会は、内科も循環器をはじめあらゆる分野のドクター、外科、整形外科、皮膚科、
耳鼻科、眼科、口腔外科、精神科、歯科、美容外科などのすべての科ののドクターから、
栄養士、理学療法士、看護師など
医学に携わるすべての方々が集まる非常に珍しい学会ともいえます。
それだけ、病気になる前に、まず健康でありたいといういわゆる
アンチエイジング医学の必要性が次第に強まってきているのではないでしょうか。
本学会は具体的には、食事や運動の指導の方法に加え、サプリメントなどの機能性を
医学的に検証を行っている学会です。アンチエイジングではなくともスローエイジングを
目指していきたいところです。

今回も抗酸化物質の最新知見から、運動器症候群(ロコモティブ症候群)、
不妊治療のメラトニン投与のことなど、最新の話を聞いて非常に勉強になりました。
これからもたびたび、循環器疾患だけでなく、医学的な情報をアップしますので
よろしければこのコーナーをぜひご覧ください。

当院でも、抗酸化サプリなど扱っていますし、徐々に検査なども導入する予定です。
普通に診察された時でも、抗加齢医療などに興味のある方にはいつでも説明を行っていますので、
何か聞きたいことがありましたら遠慮などされずに質問をされてください。

抗加齢学会(アンチエイジング)のホームページです。
興味のある方は是非ご覧ください。

http://www.anti-aging.gr.jp/anti/index.phtml

 

インフルエンザ

2015-01-21

インフルエンザが流行してきています。
2014-2015シーズンでは現在ではA型がほとんどの状況のようです。
昨年と違いA香港型の季節性ですので今後の大流行が
予想されています。

現在、インフルエンザに罹患した場合、治療薬として
タミフル、リレンザ(吸入薬)、イナビル(吸入薬)、ラピアクタ(点滴)の
4種類の治療薬があり、ラピアクタ以外は予防投与も認められています(保険外)

A型は38℃以上の高熱がでることが多く、倦怠感、頭痛、関節痛などを
伴うことが多いです。インフルエンザが疑われたら速やかに医療機関を
受診しましょう。

当院では発熱のある患者さんは定期受診の方と
待合室の場所が異なりますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea-HypopneaSyndrome:SAS)

2014-12-06

今回は睡眠時無呼吸症候群のお話です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、寝ている間に無呼吸になる疾患です。
睡眠時無呼吸症候群の定義は一晩(約7時間)の睡眠中に
10秒以上の無呼吸が30回以上おこるか、睡眠1時間の無呼吸数や
低呼吸数が5回以上の場合とされており
重症の症例では死を招くこともあります。
SASは睡眠中に酸素不足になりやすいため、日中の眠気や
集中力不足に陥りやすく、交通事故などの重大事故の原因となることもあります。
さらには精神不安定などの症状が現れることにも注意が必要です。

当院ではSASの検査であるポリグラフィー検査を導入しています。

成人の肥満が原因で心不全を発症された患者さんもおられました。
無呼吸は循環器疾患と密接な疾患なのです。
実際に診断後、CPAP療法を導入され、その後は非常に経過良好な
患者さんもおられます。
また、扁桃腫大が原因で重症の無呼吸と診断された
お子さんもおられました。
授業中に居眠りが多く、今後に非常に支障を来すため
扁桃摘出を行いましたが、その後は
経過良好のようです。

もし、いびきをかいたり、無呼吸が心配な方はいつでも当院に
お問い合わせください。

参考:http://659naoso.com/

    http://www.kaimin-life.jp/

AICS (がんリスクスクリーニング:AminoIndex® Cancer Screening)

2014-12-03

今回はAICSといわれる癌の発症のリスク検査の話です。

AICS(アミノインデックス  がんリスクスクリーニング:AminoIndex® Cancer Screening)とは
世界初となる血液中の各種アミノ酸濃度の約20種類から健康状態や疾病の可能性を
明らかにする技術であるアミノインデックスを活用し、
健康な人と、がんである人のアミノ酸濃度のバランスの違いを
統計的に解析することで、がんに罹患しているリスク(可能性)を
評価する解析のサービスのことです。
がんに罹患している確率を、AICS値(0.0~10.0)を、A(0から5.0未満)
B(5.0以上8.0未満)、C(8.0以上)の3段階で示すのですが
A→B→Cの順でがんのリスクが高くなるといわれています。

最大のメリットとしては
わずか5mlの採血のみで癌のリスクを測定する事が出来ることです。

ある程度進行しないと変化が見られない、腫瘍マーカー検査と違って
早期がんに対する感度が高く、がんの組織型にも左右されないといわれています。
アミノインデックスは少量の血液で短時間に、健康状態を調べられるというメリットがあり
がん以外の疾患についても研究が進んでおり、今後のさらなる発展が期待されているのです。

当院では検査可能となってからすでに数十例の検査を行っており、
実際に検査を行うことで早期発見に繋がった症例もあります。
人間ドックなどは、なかなか忙しくて行けない方などはお勧めの検査といえるでしょう。

もし興味のある方は下記にアクセスしていただくか、当院に直接お尋ねください。

http://www.aa-pri.jp/c00/c01/

テレビ取材受けました

2014-11-08

先日、KTS様から当院にて開始しているシダトレン、舌下免疫療法の取材を受けました。
放送の中で治療について説明いたしました。

よろしければご覧ください。
今のところ11/11(火)のKTSのスーパーニュースで18:15分頃からの放送予定のようです。

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