インフルエンザ診断

2015-02-03

現在インフルエンザが流行しています。
特に循環器疾患や呼吸器疾患などを抱えている方には
より早期の的確な診断と治療が必要となります。

インフルエンザの疑いがあれば、すぐに検査を受けるのが良いように思われますが、
実はそうではありません。早過ぎると正常な結果が得られず陰性となることがあります。
しかし、インフルエンザ発症の診断が遅れると、
症状が悪化したり、薬が効きにくくなったりします。
つまり、早すぎても遅すぎてもいけないということです。
ではどのタイミングで、検査を受けるのがいいのでしょうか?

簡易検査キットにて正常な診断結果を得るためには、
インフルエンザ発症から、ある程度時間を開けないといけません。
インフルエンザの発症から検査まで間もないと、
例え陽性でも、陰性という結果になりやすいのです。
具体的な時間としては、
インフルエンザ発症から24時間の間隔が必要と言われています。

タミフル、リレンザ、イナビルなどの、抗インフルエンザ薬は、
発症から48時間以内に処方されないと効果が薄くなる
という性質があります。
なので、検査の結果の正確性を重視するあまり、
発症から検査まで時間を開け過ぎるのもいけません。
早過ぎるとインフルエンザなのに陰性と判断され、
遅すぎると抗インフルエンザ薬の効き目が落ちてしまうのです。

そこで当院では、新たなイムノクロマト法を高感度化する
技術を導入した富士ドライケムIMMUNO AG1を導入いたしました。
この装置により標識に用いる金コロイド粒子を100倍に増幅する
ことにより検出感度を向上させています。

詳しくはこちら:http://and-fujifilm.jp/virus/movie.html?_ga=1.219645017.1560933099.1421451810注:クリックで音が出ます。

具体的には発熱数時間でも検出可能となっています。
ですから、早期のインフルエンザ診断が可能ですので安心して受診していただけます。

あと、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス、
A群β溶連菌やRSウイルスなどの診断も可能ですのでいつでもご相談ください。

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